日々の庭づくり/造園施工
中野区 S様邸 造園工事
作庭工事前の前庭は多少雑然としたところがあり、管理も行いにくい状態でしたので、思い切ってリフォームすることになりました。歴史のあるお宅なので、共に歴史を経てきた庭石や石造品、庭木は極力生かす事にしました。
施工前
施工中
石造物は移動して駒寄と言う竹垣を作製しました。大谷石の蔵との相性を考えてイメージしました。
施工後
竹垣の曲線が目を引き、アプローチの遠近感も感じることができます。足下にはすっきりとタマリュウを植えました。
施工前
多少雑然として、車も入れにくい状況でした。
施工中
背景に竹垣を作り、庭石を掘り起こして組み直しています。
施工後
おもしろい形の2石をポイントに、出てきた石を護岸状に組み直して石の表情を引き出します。大木を生かした分近景の石組はきつくなりますが、遠景では大木の樹冠が効果的に邸内の空間を引き締めます。
施工前
施工後
石燈籠をポイントに据えて手前の石組との空間を強調します。
施工後
黒竹を植栽しました。竹林清風という言葉があるように、竹は自然風に剪定すれば風に揺れる風情を感じることができます。背後のブロック塀の上には御簾垣を施工しました。
施工前
施工中
施工後

掲載日:2010.03.22