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日々の庭づくり/造園施工

水琴窟のある露地 作庭例(文京区K様邸)

<手水鉢のアップ

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 k様の邸宅は文京区大塚にあり、裏千家の茶道を教えておられます。私がご近所の庭木の手入れをしているとき声をかけて下さったことをきっかけに、露地を作庭させて頂くことになりました。

 

<露地を兼ねた玄関へのアプローチ>
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 細長い露地なので、景石を利用して奥行き、奥深さを感じられるよう配慮しました。


<中門付近の様子>

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 上の画像の左手手前が玄関兼腰掛け待合いで、枝折り戸の左手奥に小間への躙り口があります。二重露地の構成で、迎え付けができるよう、飛び石を配石しました

<水琴窟のある蹲踞の景>

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 この蹲踞の自慢は、水琴窟を設置したことです。深さ90センチほどの瓶を仕込んであります。小間から近いので、茶事をしていると水琴窟から澄んだ音色が室内まで響きます。

<袖垣 枝折り戸 四つ目垣>

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左手は、細めの竹でつくった鉄砲垣の袖垣です。待合いから内露地があからさまに見えないようにする役目があります。

 また、枝折り戸は、大切な茶事の時青竹で編み直した物に取り替えています。

<玄関前の玉石敷きと御影石の敷石>

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 水を打つと締まりのある黒色になる玉石を丁寧に敷き詰めました。一つ一つ石の形や表情が出るよう気を配りました。

 

 この庭づくりを通じてK様から茶道に関する様々なお話を伺い、大変勉強になりました。

そして、より良い露地を造るためには、茶道を学ぶべきだと思い、現在はK様に教えて頂いています。

 今後ともよろしくお願い致します。

 
掲載日:2010.03.22


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